留学に向けて(9/1)

9月1日の深夜2時半、いつものように眠れずに今に至っている。
どうしてだろうか。
思うに「9月」、出国の「9月」が訪れてしまったからだと思う。

留学を前にして、今までどことなくあった「このまま9月10日は訪れないのではないか」、あるいはこのまま「留学などしないのではないか」という考えが「9月」の訪れを前にして、砕け散ったのだろう。

自分で望んですることなのに、どことなくためらわれる。この得体のしれない不安はどこから生じるのだろう。

思うに、これはある意味で自分にとって大きな「巣立ち」なんだと思う。
今まで僕はあまりに家族に、友達に守られすぎてきた。
正直、留学の理由は様々あるけど、一つには「自分がこのまま家族や社会を背負って、飛べる人間」であるのか不安になってきたことが大きい。
なにかあれば、守ってもらってきた今までの自分を超えて、自分の重さに加えて、誰かの重さをのせていけるのか。

今の自分に何があるだろう。

ふっと、自分の東大受験の意図を考えると、この自分の「気合いへのコンプレックス」みたいなものが大きくあったように考えている。

土木建築の仕事がヤダから勉強したというよりも、土木建築の仕事を続けて、家族を支えていく自信が僕にはなかったのだろう。

結論もなく、陳腐な文章ではあるが、これは今の率直なる気持ちである。