休学した5年目をどう過ごすか

 

休学・留学するという話をした時に友達に「とうとうお前も道を外れたか」と言われた。
今までの人生でそんなことを言われたことは正直一度もない。
公立小学校→私立中高→国立大学という今までの決定は極めてスムーズに進んできたようにも思う。
確かに留学して、「道を外れた」というのは大げさであろう。むしろ昨今の流れから言えば、主流に位置するかもしれない。しかし、大きな川の流れに従っていたところから、少しだけ”自発的に”方向を変えたことは事実であるように思う。
 
その一年をいかに作り上げるか。
 
人はこの一年をモラトリアムだと言うだろう。モラトリアムとは「社会的責任を猶予されている」、つまり義務を負わない時間である。
私はこの義務を負わない時間に、将来の自分に向けての種を巻きたい。色々なものをつまみ食いしたいのである。
 
そのように考えると、
UC Davis:先進国アメリカライフ・英語環境ライフ・勉強ライフ・一人暮らしライフ
日本ベンチャー:ベンチャー・IT 
先進国インターン:先進国都会・インターン
途上国インターン:途上国ライフ・異言語環境・「開発」分野

4月:日本ベンチャーインターン&就活
5月:日本ベンチャーインターン&就活
6月:日本ベンチャーインターン&就活
7月:卒論&就活
8月:就活
9月:途上国インターン
10月:途上国インターン
11月:途上国インターン
12月:帰国 卒論大詰め
1月:先進国インターン
2月:先進国インターン
3月:先進国インターン
 
自分のやりたいことを網羅できる。おそらく日本の就活では普通のところに行ってしまうであろう、将来の自分に「あのとき楽しかったなー」と考えさせてあげることができる。チャンスを与えることができる。
 
就活の自己分析において、今まで自分に起こった小さい出来事、そのときの感情などを分析してごらんと言われるのは、”今までの経験が圧倒的に欠如”しているからである。
銀行の仕事があっているかどうかを、銀行の仕事が帯びる要素と自分の周りの小さな出来事における要素を持って、類推する。しかし銀行の仕事の特性を簡単に理解することはできないし、小さな出来事は小さいが故にサンプルとして機能するのか疑問がある。
 
いずれにせよ、経験のない就活生がそれをするのは合理的であるとしても、それは経験不足故にそうするしかないから、そうするのではないか。