大人になる
大人になるという事はいかなることであるか。
それは「責任」を背負って生きるようになるということ。
通常、子供は「自由」の中にある。
好きなときに遊び、寝て、いたづらをする。
しかし、大人はそうはいかない。
身体だけが大人になった人たちはそうやって生きることも可能だろう。
そのとき、この大人は真に自由になることは出来ない。
なぜなら、彼の中で「自由」にできる範囲というものが拡張してしまっているから。
その自由はあくまで、仮初めで一定の範囲の中でしかない。
責任の伴わない自由に社会は評価を与えない。
ただ、大人がそのときの責任だけを背負って生きるのであれば、それはやはり偏狭で、つまらない人生になってしまうだろう。
真の大人は「責任」を両手に、「自由」を背負って飛んでいける存在である。