サッカーの見方

サッカーの見方

 

実は英語で文章を書いていたのだが、消えたのでぶち切れ。軽く記載して終えることにする。

 

まずサッカー全体に通ずる基本戦略を下にまとめてみた。

 

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これは当然、全く完全なものではないが、ベンチマークとしては役に立つと思う。

 

さて、監督はこれを念頭に、様々な内生要因(選手のレベル、ラインナップ、コンデション、怪我の状況、監督自身の選好、コーチ、士気など)と外生要因(相手チーム、ピッチ、天候など)を考慮して、数パターンの点を取るための戦略を練っていると考えられる。

例えば、自チームの右サイドに足が早い強力な選手が存在する一方で、鈍足な守備的な選手が存在する場合、相手の右サイドに広大なスペースを作りだし、そこへ裏を取ると同時に、バイタルエリアに多くの守備的な選手を配置することは一つ合理的な戦略に思える。また、当然、相手はそれを読んで右サイドに守備的な強い選手を配置してきた場合、右サイドの選手の役目をドリブル&オーバークロスに定め、反対サイドで数的有利を作りだすなどの戦略もありうる。こうした”攻めどころ”をいくつか用意し、それを柔軟に変化させつつ、選手を動かしていくことが合理的な戦略に思える。

 

しかし、とはいえ、プレイを実際に行うのはプレイヤーである。プレイヤーはこうした監督の基本戦略に乗っ取りつつ、最も点をとりやすいであろう選択を行う。また当然、相手選手の姿勢や位置によっては、逆サイドに振るよりも、自分で突破した方が前へ持っていけると判断することもあるだろう。

 

こうした監督の戦略と、プレイヤーの個々のプレイの判断はある程度の関係を持ちつつ、個々独立に存在する。