ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える(ラズロ・ボック)

グーグル社で採用されてきた社内システムを紹介し、新しい会社の形を人事の視点から分析している。

まず、この本で圧倒的に面白いのは、グーグルを国際的な競争の中で強者足らしめる思想・文化が濃縮されている点であろう。

人の善性に対する肯定、ミッションへのある意味の狂信はなぜ多くの人がグーグルに惹き付けられるのかが浮き彫りにされたといっても良い。

 

この本から学ぶことは多く、抽出するのは難しいが、あえて述べれば以下のようになるだろう。

 

・人事という、いわゆる不人気職でも、革新的なことはいくらでもできる。

・一方で、それは「当たり前の仕事」を完全に仕上げてからこそ、できる。

・データによる分析はいまや当たり前である。

・まず、その企業の文化を問うこと