【12/15】ボストン1、2日目、ハーバード、MITにて。

本日、12/15、ボストンにて、ハーバードおよびMITを巡った。

本巡礼の目的としては、これらの優れた大学を「より身近に感じる」ということがある。当然、もしこれらの大学に入ろうと思えば、果てしないモチベーションと努力が求められるのではあるが、実際にキャンパスだけでもイメージがついていること、そこにいる自分を想像できることは意外に重要ではないかと思っている。

 

東大に入学を志した際も、大学一年生の文化祭巡りが深層心理のレベルで重要であったかもしれない。勿論、ハーバードやMITに入ることを目的とすることは是とはしないが、それらのトップ校にも(物理的に)在籍が可能であるという事実確認、イメージ構築は非常に重要であると思う。

 

ここから、少し感想を述べるが、ハーバードは(スタンフォードやバークレーに比べても)歴史と特権を感じるような作りになっていた。ボストンの少し陰鬱な天気がそう見せているのやもしれないが、赤煉瓦で統一された建物は荘厳かつ重厚であった。

反面、MITはInstitution=「研究機関」であることを明白に示すような、”最先端”の建物が数多く存在した。モダンな建物、面積が極めて広い窓、各種展示物が、ここの”科学の専門機関”の印象を際立たせていたように思う。

この旅行を通し、アメリカのトップスクールへの憧れが現実的なものになると同時に、逆に相対的に見えるようになったような気がする。高校時に、”ハーバード、MIT、スタンフォード”に行きたいと少しも思わなかったのは、やはり、そことの接点が少しもなかったからであろう。(能力的にも入るが難しかったことは理解している。また、環境を理由にしているのを自主性不足と思われるやもしれないが、多少やはり環境にも問題があるとは思っている。)

 

ボストンの街に関しては、小さいながら、まとまった良い街であると感じている。やはり、西海岸に比べて、ヨーロッパに近い風景を持っている。しかし、ヨーロッパを曲がりなりにも廻った身としては、ベストの美しさがあるとは思わない。