『たった一人の熱狂』(見城透)

一言に熱気が伝わる本である。

本書のメッセージは非常にシンプルだと思う。

何かを成し遂げたいのであれば、圧倒的な努力により、圧倒的な結果を出せ。

 

そして、彼の場合重要なのは、その夢や努力を決して自分からは公言しないことだ。

それは公言している時間に、為すべきことを為せという意味であると共に、彼の美学なのだろう。

しかし、そんな彼でもゴルフや飲みは積極的に行っている。これが仕事のためなのか、息抜きは必要だと考えるのか判断が難しいが、これも含めて「自分の生き方」を考える、突き詰めるということには大いに賛成である。

 

こんな彼を見るとき、自分を見直さざるを得ない。

今の自分はクソである。

この自己否定は常に持ち続けた方がよい。

というか、ある種のポジティブシンキングは究極的なところ、私には合わないのだから。